第1章 膜に隔てられた物質はどのように運ばれるのか?

Aquaporin

チャネルの構造機能を解明し、水分子の通過メカニズムを明らかにしました。

第2章 細胞間で物質はどのように運ばれるのか?

Innexin

ギャップ結合チャネルの立体構造を解明し、細胞間輸送を支える分子基盤を明らかにしました。

第3章 境界はどのように制御されるのか?

Claudin

タイトジャンクションの主要構成因子であるクローディンおよびタンパク質毒素との複合体の立体構造と機能を解析し、細胞間バリア機能の分子機構モデルを提唱しました。

第4章 信号はどのように受け取られるのか?

Endothelin Receptor

エンドセリンB受容体(ETBR)とリガンド・薬剤との複合体、およびETBR–ET-1–Gi複合体の構造解析を通して、Gタンパク質共役型受容体(GPCR)の活性化機構を解明しました。

第5章 エネルギーはどのように運ばれるのか?

LH1-RC and related Photocomplexes

光合成細菌の光エネルギー収集・変換システムであるLH1-RCをはじめとした複合体を対象として、その構造多様性と進化原理の解明に取り組んでいます。

第6章 生命はどのように環境へ適応するのか?

Alcohol Oxidase

アルコール酸化酵素アイソザイムの構造と機能の多様性を解明しています。

終わらない問い

物質の流れ、情報の流れ、エネルギーの流れ、環境への適応――。

これらは個別の発見ではありません。生命システムという一つの統合された存在を理解するための、異なる入り口でした。私たちはこれからも構造を通して、生命システムを支える普遍的な原理を探求し続けます。